「東京キワニスクラブ青少年教育賞表彰式・シンポジウム」
日時:2012年9月29日
場所:伊藤忠商事(株)本社ビル 10階会議室
授賞者
今年度の青少年教育賞の表彰が9月29日(土)、昨年と同様、東京青山の伊藤忠商事の本社で開催されました。
本年の教育賞は、経済的に恵まれない家庭のこどもへの無料学習塾開催などを通じて教育格差解消を目指すガクボラ、現地での活動も含めてカンボジアの児童買春問題解消に取り組むゆるかも、東北大震災被災地での奉仕活動参加などを通じ非行少年の更生に尽力する信州ライポ隊と、いずれもキワニスクラブが目指す青少年、子どもの健全な育成に携わる3団体に授与されました。3団体による活動報告では、被災地や海外での活動を通じて、「非営利組織は人を変えた時に役割を果たす」(ドラッカー)というボランティア活動のミッションが実現され、同時にボランティア自身が変わってゆく過程が生き生きと示され、また昨年受賞の3団体からも、その後の一層の活躍についての近況報告が行われた。
次いで、「明日への架け橋~ボランティアが切り拓く未来」と題するシンポジウムが開催され、パネリストとして、表彰団体のガクボラと、ゆるかもの親団体かものはしの代表に加え、先に社会公益賞最優秀賞を受賞した勉強レストランそうなんだ!!および伊藤忠記念財団の代表が登壇しました。いずれも青少年・子どもの健全な育成を目指している一方、学生、社会人、企業、海外での活動とそれぞれ異なったバックグラウンドを持つ4人のパネリストにより、ボランティア活動のあり方などに関する意見交換が行われました。参加者からは表彰式とシンポジウムを通じて多くの真摯な奉仕活動が紹介され、かつボランティア活動についての困難や悩みも含めて極めて率直な発言が聞かれるなど、意義ある時間を過ごすことができたとの声が寄せられました。
最後に、東京キワニスクラブによる青少年のボランティア活動支援のための新しい試みとして、最近の受賞団体などに声を掛けた結果、6団体の賛同を得て、若者のボランティア団体の交流のためのキワニス・ユース・フォーラムを結成することになったことが報告されました。