去る9月10日にドイツ文化会館において第32回青少年教育賞・交流会を開催しました。今回は本年の表彰団体として3団体、ユースフォーラムから5団体、前年度表彰団体から1団体、合計で9団体のご参加を頂き、事務局及び各委員のご協力のもと盛況に終了することが出来ました。
本年の表彰団体は、3団体とも国内で活動されているNPO法人で、組織的にもしっかりとした腰の据えた活動をされており、各々特徴のある評価の高い団体を選ぶことが出来たと考えています。最優秀賞の日本教育再興連盟は、小学校や高校の現場に学生の皆さんが直接入り、教育のサポートをする活動や、復興支援として東北の子どもたちを東京に招き、職業観という観点から2泊3日のスタディーツアーを実施、子どもたちと直接向かい合った積極的な活動を委員会として高く評価しました。優秀賞としては、日本の伝統文化を普及し、日本を大好きになってもらうというコンセプトのもと、年間200日以上の積極的な活動をされた多摩大学村山貞幸ゼミ日本大好きプロジェクト、発達障害児者の自立をサポートするために、10年に亘り学生目線でスポーツや遠足等の活動を継続されている、国際ボランティア協会東京多摩クラブ東京八王子クラブの各団体を表彰させて頂きました。審査を通じて各団体の学生の方とコミュニケーションの機会を持ちましたが、活動をされている方々の真摯な取り組みと熱意が強く伝わってきました。また、今回の受賞を契機に、更なる活動の活性化を目指して行きたいとのお話も頂き、青少年教育賞の意義を十分満足出来たのではないかと思います。
本会のもうひとつの目的である各ボランティア団体の交流会に際しては、吉田前会長の司会で、SLPの紹介も含めて盛り上げていただきました。交流会に関しては、普段中々接点のない団体同士、有益な時間を作ることが出来たと思います。また今回参加出来ませんでしたが、SLP団体の武蔵野大学からビデオメッセージを頂き、今後のボランティア団体との新たな交流が期待できると考えています。今後、表彰式・交流会に集って頂いた各団体の質量とも備わった活動そのものの魅力や、各団体に参加されている学生の皆さん自身の純粋な志を如何にキワニスの活動に繋げていくか、更には彼らがキワニスと接点を持ったことで如何に活動の質量の向上に繋げるか、ということが益々問われてくると思います。今回の成果と反省を踏まえて次年度の青少年教育委員会の活動に結び付けて参りたいと思います。
(木本健青少年教育委員長)