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キワニスドールとは

白い木綿生地にポリエステル綿を詰めた、身長40㎝、体重50gの目も鼻も口もない小さなお人形、これがキワニスドールです。 
キワニスクラブでは、このお人形を作ります。 なにも身に着けていない、真っ白で、のっぺらぼうのキワニスドールですが、びっくりするほどすごいんです。病気の子どもたちに大きな大きな力を与えます。 

形状

白い(またはパステルカラー)木綿生地にポリエステル綿を詰めたキワニスドール。身長約40cm、体重約50g、とても素朴な形で、目も鼻も口もありません。ただ一つ身に付けているのは、国際奉仕団体キワニスのマークの小さなラベルだけです。しかし、このちょっと風変わりな、ノッペラボウの小さな人形が、普通の玩具の人形とは違った方法で、病気の子供達に大きな力を与えています。

生い立ち

1988年にメルボルン、ナナワディング・キワニスクラブで誕生し、オーストラリアで普及するとともに1994年から北欧に伝播し、2001年11月に日本地区に導入されました。

使い方はいろいろ

お医者さんはキワニスドールに内臓の絵を描き、治療や注射、手術の説明に活用しています。こうした工夫により、子どもたちの気持ちに寄り添いながら治療を進めることができます。
看護大学では実習に、養護学校では児童への身体の説明に使われるなど、教育現場でも幅広く利用されています。小さな患者さんたちは人形に大好きな人の顔を描き、そばに置いて過ごし、退院の際には思い出として持ち帰ることもあります。

キワニスドールを持つ学生達
  反響

現場からはさまざまな声が寄せられています。
「夜など、お母さんのいない子どもたちが抱きしめて寝ているんですよ」といったお電話や、
「この頃のおもちゃは鉄やプラスチックが多く、抱いても癒されません。このお人形は抱くのにとてもいいですね」とのお褒めの言葉もいただいています。
また、お医者さんからは「人形は真っ白でなにもないからとても良い。子どもたちがそれぞれ工夫をするし、それに個性も出ます」と喜ばれています。
それぞれの使い方を通して、キワニスドールは子どもたちの心を癒し、ひとつの人形がさまざまな力を発揮しています。
 

キワニスドールをあなたの手で

一人でも多くの人が子どもたちに力を与えるお手伝いをしたいと、会員を中心にパートナーを含めてキワニスドールをつくっています。  
大学、高校のボランティア活動、企業の社会貢献プログラムとタイアップして、「キワニスドールをつくる会」を開催しています。 

これまでに開催した様子はこちら▶︎

キワニスドール・フェスティバル

つくる側と利用する側の双方が情報共有をはかり、次への課題を議論しあう場として、2009年から毎年、「キワニスドール・フェスティバル」を開催しています。  2021年からはオンラインで開催することで、全国のキワニスクラブや、地方の病院関係者なども参加して、幅広い情報交換の機会となっています。 

キワニスドールを持つ3人

キワニスドールフェスティバルダイジェスト配信中!

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キワニスドールを作る会 5人
キワニス・ドールの商標登録

平成18年7月14日付けで、商標登録取得しました。

ドールを寄贈している病院

聖路加国際病院、東大病院、北里病院、癌研有明病院、国立がん研究センター、日大病院、国立成育医療センター、東京医科歯科大学、慶応病院、順天堂大学病院、亀田総合病院、日赤関連病院及び学校 他多数

715の医療機関その他に約4万個のドールを贈り、小さな患者さん達を癒し、医療関係者と患者さんとのコミュニケーションをスムーズにしております。

寄贈先一覧はこちら(PDF)

 

子ども達の小さな手に、キワニスドールが届いたら

たくさんのメッセージが来ています。ドールを抱いた子供たちの声が聞こえてきます。

詳しくはこちら

「キワニスドールつくり」の輪を拡げよう

NHKラジオ第一放送、読売新聞、BS朝日の1時間番組などにとりあげられたりして、広く多くの方々にキワニスドールの存在が知られるようになりました。それをきっかけにボランティアの方々のドールづくりの参加も増えています。定期的に「ドールをつくる会」を開催し、会員、家族、ボランティアの方々と楽しい時間を過ごしながらドールをつくっております。また、Kファミリーの展開も視野に入れながら、会員が大学に出向き、自らの経験を学生に語りながらドールを作成しており、学生達の心に何かしら残ればと思っております。2009年4月4日にはキワニスドール・シンポジウムを東芝本社39F会議室にて250名の参加を得て開催、ドールをつくる喜び、看護師、医師、看護教育の立場からドールの使い方の報告があった。2010年4月17日に第2回のキワニスドール・シンポジウムを開催した。
今後もドールの作成と納入先の開拓に励み、多くの患者さん達の助けになるよう頑張って参ります。

キワニスドールの歴史

1988 オーストラリア、メルボルン、ナナワディングクラブで誕生
1994 北欧で普及
2001 10月 キワニスファーストレディミキプロジェクトに採用
11月 日本に上陸
日本地区、東京クラブの役員会採択
12月 2001ボランティア国際年に出展
2002 1月 第1号贈呈―聖路加国際病院
9月 国際キワニス日本地区年次総会広島大会でキワニスドールフォーラム実施
2003 9月 国際キワニス日本地区年次総会大阪大会で第2回キワニスドールフォーラム実施
NHKラジオ第1放送出演
2004 11月 淑徳短期大学ほか文化祭でドール展示
2005 2月 ドール研修
3月 読売新聞に掲載
8月 キワニスドール番組 BS朝日で放映
2006 4月 日本小児科学会でキワニスドール展示、紹介(金沢)
7月 キワニスドールを商標登録
9月 国際キワニス日本地区年次総会札幌大会でキワニスドールの使い方のフォーラム実施
10月 日本小児保健学会でキワニスドール展示、紹介(甲府)
2007 4月 キワニスワンデーでドールをつくる会開催
9月 日本小児保健学会でキワニスドール展示、紹介(前橋)
2008 4月 日本小児科学会でキワニスドール展示、紹介(東京)
2009 4月 第1回キワニスドールシンポジウム開催(東京、横浜、埼玉クラブ共催)
2010 4月 第2回キワニスドールシンポジウム開催(東京、横浜、埼玉クラブ共催)
関西ディビジョンと2元中継
2011 5月 第3回キワニスドールシンポジウム開催(東京、横浜、埼玉共催)
2012 6月 第4回キワニスドールシンポジウム開催(東京、横浜、千代田共催)

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