クラブ内情報
2024.07.22
子どもシンポジウムが開催されました
「子どもシンポジウム」動画 YouTubeで公開中
創立60周年記念「子どもシンポジウム」は2024年7月13日(土)に開催しました。
録画をYouTubeでご覧いただけます。
子どもシンポジウム概要
東京キワニスクラブ創立60周年記念「子どもシンポジウム」
テーマ「子どもの居場所はいま~3人のリーダーが実践をもとに語り合う」
昨年スタートした子ども家庭庁は「子どもの居場所の整備」 を子どもまんなか政策の重要課題と位置づけているが、その運営はNPOなど民間組織が大きな役割を担っています。
学校でも家庭でもない第3の「子どもの居場所」という点は共通でも、その目的や内容は多様化しています。
相対的貧困層やひとり親家庭の子どもなどを対象にした「子ども食堂」や「学習会」もあれば、「学童」や「アフタースクール」など放課後の居場所もある。不登校や発達障害の児童に対象を絞ったデイ・サービスも各地で開かれています。
そこで早くから子どもの居場所事業に取り組んできた3人のリーダーにご登壇いただき、「子どもの居場所はいま」をテーマに考えます。
それぞれの講師がかかわる「居場所」の目的や特徴は異なりますが、それぞれの実践を踏まえて、共通する問題意識、子どもの成長につながる工夫、今後の課題などについて語り合います。
出演者
栗林 知絵子
認定NPO法人 豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長
豊島子どもWAKUWAKUネットワークの理事長で、民生委員児童委員もつとめる。東京都豊島区在住で、2004年から池袋本町プレーパークの運営に携わり、地域活動を始めた。自ら「おせっかいおばさん」と名乗り、地域とともに子どもを育てる仕組みの構築に取り組んでいる。その活動は、子ども食堂や無料学習支援、すまい探しのサポートなど、地域の子どもたちの居場所づくりに焦点を当てている。
平岩 国泰
放課後NPOアフタースクール代表理事
新渡戸文化学園理事長
1974年東京都生まれ。1996年慶應義塾大学経済学部卒業。株式会社丸井入社、経営企画・人事などを担当。長女の誕生をきっかけに、2005年に放課後NPOアフタースクールの活動を開始。グッドデザイン賞(4回受賞)他各種受賞。2013年より文部科学省中央教育審議会専門委員。2017年より渋谷区教育委員。2019年より新渡戸文化学園理事長。
坂本 聡
“現代の寺子屋”~考学舎
有限会社考学舎代表取締役
1972年東京生まれ、大学卒業後、システム開発会社に勤務。
1999年、学校以外の学びの場として、理解・思考を学べる「考学舎」設立。サードプレイスとして、安心して学びを深められる、そして学ぶ方法を学べる場を提供。学習塾でもあり、進学塾でもあり、フリースクールでもある。登校・不登校を問わず小学生から高校生までの生徒が「自立した大人」になれるよう、学びを続けている。
有限会社考学舎代表取締役のほか、昭和医療技術専門学校特任教授、 株式会社カープ取締役業務執行責任者を兼ねる。
著書 『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』(2016年)、『お絵かき作文ドリル 基礎編』(2020年)、『お絵かき作文ドリル チャレンジ編』(2020年)など。
2023年から東京キワニスクラブの会員。また「考学舎」で学ぶ中高生がキワニスクラブの学生版組織「キークラブ」となって活動。
鈴木 健司
モデレーター
一般社団法人東京キワニスクラブ2023~2024年度会長
1974年日本経済新聞社に記者として入社、広島支局長、京都支社長などを経て2009~16年まで日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)代表取締役社長。
2013年、東京キワニスクラブ入会、事務局長、副会長を経て、会長に就任。
世界的な社会奉仕団体であるキワニスクラブは「世界の子どもたちのために」をモットーに、子どもを対象としたさまざまな活動を展開している。
東京キワニスクラブは1964年に誕生、今年60周年を迎えた。病気で入院している子どものための手作り人形(キワニスドール)の寄贈や、子どものための寄付活動をを中心に行ってきたが、2015年から子ども食堂、寺子屋などの居場所事業を開始。会員が地域のNPOなどと協力してボランティア活動に取り組んでいる。
このほか児童養護施設出身学生への奨学金支給制度も設けている。